進行整理 DESIGN
秘密保持を前提に、次に何を出すかを決めながら進めます。
宿泊施設のM&Aでは、社名や施設名が広がること自体が運営リスクになります。初期段階では匿名情報で反応を見て、候補先の本気度を確認しながら開示範囲を広げます。

DISCLOSURE IMAGE
情報開示は、匿名相談から秘密保持契約後の詳細開示へ段階的に進めます。
候補先の本気度と条件適合を見ながら、必要な情報だけを順番に共有します。施設名や従業員情報を早く出しすぎない設計が重要です。
- 01匿名相談施設名を伏せて、目的・希望条件・懸念点を確認
- 02資料整理稼働率、ADR、RevPAR、修繕履歴、許認可を整備
- 03候補先選定運営力、資金力、地域理解、秘密保持姿勢で選別
- 04面談・DD従業員、屋号、既存予約、取引先の承継条件を確認
DISCLOSURE
情報開示の粒度を段階で分けます。
候補先に一度で全情報を出す必要はありません。秘密保持と交渉力を守るために、段階ごとに開示する内容を設計します。
| 匿名段階 | エリアをぼかした施設概要、売上規模、客室数、希望条件の概要 |
|---|---|
| 秘密保持契約後 | 詳細エリア、財務概要、稼働率、運営体制、設備状況、候補先への質問事項 |
| 面談後 | 詳細資料、現地確認、契約条件、引き継ぎ計画、専門家確認 |
| 最終段階 | 最終契約、クロージング条件、従業員説明、予約客・取引先対応 |
STEPS
譲渡側の基本ステップ。
案件ごとに順番や期間は変わりますが、概ね以下の流れで進みます。
匿名相談・希望条件の整理
売却理由、希望時期、価格感、従業員雇用、屋号継続、情報開示の範囲を確認します。
資料準備・施設価値の棚卸し
決算、月次PL、稼働率、予約チャネル、スタッフ体制、不動産・設備・修繕履歴を整理します。
候補先選定・ノンネーム打診
施設名を伏せた情報で候補先の関心を確認し、秘密保持契約締結後に詳細情報へ進みます。
トップ面談・条件調整
価格、スキーム、雇用、引き継ぎ期間、予約客対応、屋号継続などを具体的に確認します。
デューデリジェンス
財務、法務、税務、労務、不動産、許認可、設備状態など、買い手側の確認に対応します。
最終契約・引き継ぎ
契約、クロージング、従業員説明、予約客や取引先への案内、運営引き継ぎを進めます。
最初の一歩は、情報を出しすぎない相談から。
現状を伺い、秘密保持を前提に進め方と必要資料を整理します。
進行整理 FAQ
ホテルM&Aを進める前に確認したいこと。
ホテル・旅館の事業承継では、情報を出す順番と候補先の見極めが重要です。売却を決める前の段階から、秘密保持を前提に進め方を整理できます。
最初に社名や施設名を出す必要がありますか。
初期相談では匿名で整理できます。候補先へ情報を出す場合も、秘密保持契約締結後に段階的に開示し、従業員や取引先への影響を抑えます。
ホテルM&Aの成約までどのくらいかかりますか。
案件の規模、資料準備、候補先の数、デューデリジェンスの範囲によって変わります。早期成約よりも、条件と引き継ぎの安全性を重視して進めます。
買い手候補はどのように探しますか。
運営方針、投資規模、地域相性、雇用や屋号の継続意向を確認しながら候補先を選びます。価格だけでなく、事業承継後の運営力も見ます。